今日、地鎮祭が行われ、これから我が家の基礎着工が始まる。家づくりもようやくここまで来たなぁという安堵感と、事務手続き・施工チェック・家具選定などをやらないとなという引き締まる気持ちもある。ここまでにさまざまな出来事があったので、振り返っていけたらなと思う。
家づくりを始めるまで
妻も私も一戸建て育ちで、結婚前からぼんやりと戸建て志向はあった。今までは社宅が66平米と非常に広く、DINKSライフを支える生活の場として非常に良かったのだが、子どもが生まれるとほぼ同時に社宅の移動(借上社宅への移行)があり、現在45平米の狭小マンションに住んでいる。家賃が安いとはいえ、66平米の空間を前提とした家具類を現在の家に置くとゆとりがなく(引越しにあたって結構処分した)、ベッドを並べるのすら苦労する始末。そこで、どちらかといえば私が見切り発車的に、家を建てようということになった。当時出産後の妻には体力的精神的に色々負担をかけてしまったとは思う。とはいえ、現在の家で生活すればするほど、「来年くらいには今より広い家に住める」という希望が、少なくとも私の中で生活の支えになっていると思う。そのくらい現在の家は狭い(し、周辺環境も良いとは言い難い。立地は良いが)。
土地探し
土地の仲介業者として、住友林業ホームサービスを利用した。担当の方がこの家づくりプロジェクトの中で関わった方々の中でも群を抜いて優秀であり、土地探しや手続きなど、さまざまな場面で活躍していただいた。最初は普通の印象だったが、丁寧な資料提供や土地の売主側の仲介担当者との違いを見るにつけ、優秀なんだなぁという印象がどんどん高まっていった。
さて、一般に土地探しは非常に難しい問題で、立地に始まり、土地自体の広さ、建蔽率/容積率、金額、資産価値(将来性)、ハザードマップ、周辺施設、平坦/坂道などアクセスのしやすさ、ゴミ捨て場への距離、その他法的規制など、さまざまな要素が絡み合う中で意思決定が必要な代物である。また、それぞれ条件が違う中で、一点ものの買い物という難しさもある。理想の土地はあっても売りに出されてなければ買うことはできない。なので、大まかに制約条件を考えつつも、ある程度は妥協したり、現地に行って直感で判断したりすることも大事らしい。人によっては土地探しに数年かかる人もいるとか。幸いなことに、我々は土地探しを始めて1週間程度で良さげな土地を見つけ、決定することができた。思ったより高かったけど。
ちなみに家を建てるにあたり、土地にはさまざまなガチャ要素がある。
- 買ってみたら不法投棄物が埋まってたり
- (奈良などで顕著だが)遺跡みたいなのが出てきて工事が中断したり
- 水道/ガスの引き込み管が古く100万円単位の工事が必要になったり
- 地盤が弱くてこれまた100万円単位の地盤改良が必要になったり
- 電柱の移動などが必要でまたお金が必要になったり
この辺は事前調査だけではどうにもできない部分なので、ぶっちゃけ祈るしかないところもある。
逆に、わかりやすい部分もある
- 防火/準防火地域で窓サッシや玄関ドア、外壁材などに影響が出る(断熱性能や間取りなどに制約が発生、特に防火窓サッシはコストが上がる)
- 土地がアホみたいに広く、建物の敷地面積の何倍もあるなどの場合、外構コストがバカみたいに上がる。平屋にして外構コストを下げることもできるが、その場合建物のコストが(基礎や屋根の大きさが増える分)上がる
- 土地がアホみたいに狭く、建物を建てる際に民法規定での隣地境界との距離(50cm)を下回らざるを得ず、隣地の了承が必要になる。エアコン室外機やエコキュート、給湯器の設置場所に制約が発生する&設置場所が狭い故に機種やメンテコストなどに影響が出る
- 土地が狭く3階建てになる場合に、構造上の制約(希望間取りが構造上不可など)や消防法などの制約が発生する(高コストの要因)。また道路斜線規制などで間取りにも影響が出る(天空率緩和でうまくいくこともあるが)
- 都市計画(市街化区域・市街化調整区域)などの影響で、長期優良住宅認定が受けられず、住宅ローン控除の延長恩恵が受けられない。その他、用途地域が住居専用以外で、においや日陰・治安などの、地図上には現れない影響が現れる
私は、「土地が広いと建てられる建物の大きさ上限が上がり、コスト高につながる」と考え、容積率の上限で延べ床面積が100平米程度になるように目安を設定した。振り返るとこれは結構良かったと思う。家としては小さいかもしれないが、そのぶん内装や設備、外構にお金をかけることができた。人間余裕があればあるだけリソースを食い潰してしまうので、土地や建物のサイズは初手で制約を考えておいた方が、後々のコスト的な余裕が生まれやすいと思う。
家のテーマ
指針として大まかに設定しようと考え、「どんな家がいいか」を言語化しようと考えた。広い家、明るい家、暗く落ち着いた家、開放的な家、安全な家、仕掛けがある家、物が飾れる家、遊び回れる家、図書館のような家、庭で遊べる家、趣味を楽しめる家、などなど、言い出せばキリがない。この部分こそ、注文住宅の醍醐味かもしれない。自分たち家族のライフスタイルや趣味嗜好、実家の生活などが色濃く反映される。妻と色々と会話する中で、それぞれの家の共通点や違い、家での出来事など、さまざまな振り返りができた。思えば非常に有意義な時間だった。そんな我々の最終的なテーマは「大切なものと暮らし続けられる家」といったものになった。具体的には、以下のような特徴があるだろう。
- 思い出の品を飾るスペースがあること
- 家自体を大切にしたいと思うような外観・内装・家具
- 日々の生活でストレスが少なくなるような家の性能・設備
- 立地・建物構造ともに高い安全性
建築請負先には一般に以下の選択肢がある。
私としてはハウスメーカーかなと考えていた。なぜなら、他二つの選択肢と異なり、経営リスクが非常に小さく、仮に担当者が退職・事故等で業務不可(最悪の場合死去)などの事態になっても、別の担当者がおり、家がきちんと建つ可能性が高いからである。ちなみに、調べてみると工務店の倒産で建築途中で放り出されてしまう施主も少なからずいるらしい。SNSなどで悲痛な叫びを見るに、ひどい業界だ、と思うこともある。財務データ取り寄せ&チェックなどすれば多少は防げるそうだが。
もちろんハウスメーカーにもコストや工法上の制約などがあったりと融通が効かないこともあるが、上記のリスクと比較すれば大した問題ではないことと、意外とやればいろんなことができる(特に間取りよりも外構が外観に効く)ので、その辺はあまり気にしなかった。施工品質だけは現場にちまちま赴いてチェックをしていきたいとは思う。
さて、じゃあどんなハウスメーカーを選んだのか?というと、最終的には一条工務店になった。土地探しの段階ではデザイン面や愛着が持てそうな点で住友林業一択かと思っていたが、2025年時点で想定以上にコストが高く、建てられはするものの最低限のもの(いわゆる"梅"ランク)にならざるを得ないことが見えてきたため、方向転換となった。もともと検討していた時期が冬というのもあり、性能を売りにする一条工務店も筆頭候補ではあったので、順当といえば順当な結果である。
ちなみに、一条工務店でも打ち合わせのフェーズでオプション品の値上げなどがあり、昨今の建築費高騰は想像以上に深刻らしい。インターネット上のブログでは「住友林業なら4000万円!」「積水ハウスなら坪単価100万円!」なんてものもあるが、投稿日時をよくチェックした方がいい。2026年現在これらのハウスメーカーで仕様を我慢せず建てるなら坪200万円程度は普通であるし、金のない顧客は半規格住宅や別のハウスメーカーを勧められたりもすると思う。
私も過去の情報をあてにしていたところがあり、外構込み4500万円くらいで30坪くらいいけるかなーと思っていたが、普通に撃沈が確実視されたので戦略的撤退。住友林業の営業や設計の方には大変お世話になりました。特に設計士の方は名残惜しいところあるが、ない袖は触れないのが悲しいところ。これは感覚値だが、住友林業で希望する内容(第1種換気、無垢床、カップボード、樹脂サッシ、断熱玄関ドア、その他内装オプション)を盛り込んだら、多分建物30坪+外構で5000~6000万円程度は必要だろうと思う。高級ハウスメーカーで性能や内装を盛りたいと考える人はそのくらいは覚悟した方がいい。(なお、坪数が大きくなれば坪単価は下がる。キッチンや窓などのコスト部材の割合が下がるので当然ではある)
住宅ローンの契約
住宅ローンに関してはさまざまな出来事があった。まず我々はペアローンで組んだのだが、どちらも大企業正社員なので普通に審査は通った。なんなら片方だけでも通る額でもある。なので審査通過に関する学びは何もないのだが、キャッシュフローや事務手続きに関しては色々とあった。キャッシュフローは契約金なども含めて色々あるので、次の項で紹介する。
土地を住宅ローンに含める場合
戸建て住宅を建てる際、親族などから土地を融通してもらうこともあるだろうが、それなりの数の人が土地を購入してから建てるだろう。そうなると、土地も住宅ローンに含めたいはず。しかし、土地は建物ではないので、普通の場合は住宅ローンを借りることができない。厳密には、住宅ローンを借りることができるのは建物が完成してからなので、土地だけ買って数ヶ月後に着工して建てる、などは時系列上不可能なのである。そのため、土地付き注文住宅を購入する場合、「融資の分割実行」が可能な銀行に限られ、結果的にメガバンク(三菱、SMBC、みずほ、りそななど)などを選ばざるを得ない。分割実行だと建物完成時だけでなく、土地購入時にもローンを借りることができる(我々の場合は3回まで分割ができた)。
なお、キャッシュフローの項でも説明するが、建築請負会社との契約がないと、分割実行でも土地のローンは出してくれない。住宅を建てるための土地、という名目なので当然ではあるが、これはつまり土地を購入する前に建築請負先を決める必要があるということである。
外構を住宅ローンに含める場合
まず外構とはなんぞや?という人向けに軽く説明すると、外構とは大まかに「建物を作る前の整備(一次外構)」と「建物を作った後の整備・装飾(二次外構)」に分かれる、建物以外のすべての工事を指す。具体的には植栽とか駐車場の土間コンクリートとかコンクリートブロック積んだりとかフェンス建てたりとか。カーポートや物置などもそう。土地と建物ばかりに意識が行きがちだが、家の外観の半分以上は外構が影響するらしい。豪邸なのに玄関までのアプローチが土のまま、なんて家ないでしょ?
そんな外構工事、普通に数百万円する上、昨今の建設費高騰(特にコンクリートや照明等の部材)があるせいで、思った以上に高くなる。我々は500万円くらいかなーと思ったらちょっとはみ出た。そんな大層なことはしていないのに。カーポートとかつけてたら+100~200万円は必要なはず。なのでこれもローンに組み込みたい・・・が、外構も土地と同様、建物じゃないのでローンに組み込めない! (追記: 下記以外にも一部例外もあるらしい)
じゃあこんな大金をどう用意すんねんという話だが、ローンに組み込む手段はある。それは、ハウスメーカー経由で外構業者に発注するという手法だ。後述の提携ローンを利用するとこれが可能になる。なので、上記の土地の話も合わせると、土地付き注文住宅を買う場合、外構費用もローンに入れることが大多数と思われるので、分割実行が可能で、なおかつ建築請負会社と提携している銀行から融資をしてもらうことになる。
なお、もちろん外構費用などは頭金として用意しておいて現金決済という手もあるが、個人的には以下の理由からやらない方が良いと思っている。
- 家の完成前後は引っ越しやらなんやらで現金が必要。後述の契約金等のキャッシュフローの観点でも、手元現金は残しておきたい
- 住宅ローンはそもそも低金利であり、住宅ローン控除などもある。そのため、過剰に金利にナイーブになるよりは、与信を無理のない範囲で利用して、そのぶん現金を投資などに回した方が効率が良い(投資戦略は必要だが)
つなぎ融資という概念
今まで「建物が完成してからローンが借りられる(ローン実行される)」と書いてきたが、実は
- 銀行側は、建物が完成し、建物登記がされて所有者が施主に切り替わったらローン実行する
- 建築請負側は、お金が入金されたら建物登記を実施する
というデッドロック状態になることが有名である。なので、一旦「つなぎ融資」として建物代金を住宅ローンよりは高金利な借金で調達し、2のお金をクリアして、1の条件を満たし、最終的にローン実行されたらつなぎ融資をその実行されたお金で返却する、という流れを取る。
しかし、建物登記には1ヶ月弱かかるので、つなぎ融資の利息で数万円程度は追加費用としてかかってしまう。ここまでは比較的よくある話だが、つなぎ融資は以下の場面でも必要になることがある。
- 着工時
- 上棟時(建物が屋根まで完成したタイミング)
なぜならば、建築請負会社としても材料費や人件費などのキャッシュフローの観点から、完成時に一括納金よりも分割で払ってもらったほうが楽だから、着工時、上棟時、完成時の3回に分けて代金を払うようにするのが一般的である(一部大手ハウスメーカーなどは最終1回の場合もある)。なので、これらのタイミングでお金が必要になることがあり、建物が完成していない以上住宅ローンが実行されないことから、つなぎ融資の出番となることがある。上述の完成時の条件と異なり、着工時や上棟時は完成して建物登記までの期間が長くなることから、つなぎ融資の利息が想像以上に高くなることもある。モデルケースとして以下を考えてみよう。
- 建物金額: 3000万円
- 着工〜完成まで: 6ヶ月
- 上棟〜完成まで: 4ヶ月
- 完成〜登記まで: 1ヶ月
この場合、着工、上棟、完成それぞれのタイミングで1000万円ずつつなぎ融資が必要になる。利率を年2%程度(よくある水準)とすると、
- 1000万円 * 0.02/年 * 1/2年 = 10万円
- 1000万円 * 0.02/年 * 1/3年 = 6.7万円
- 3000万円 * 0.02/年 * 1/12年 = 5万円
なので、およそ20万円程度は支払いが必要になる。余談になるが、上述のような建築途中での工務店倒産があった場合、住宅は完成せず、住宅ローンは実行されず、高金利のつなぎ融資(および増え続ける利息)と建築途中の建物のみが残るという悲惨な事態にもなりうる。完成保証制度や別の建築請負会社を探すなどの代替手段はあるものの、工事がスムーズに進むことは極めて重要なことだと感じられる。
我々は後述する提携ローンを利用したため、つなぎ融資は最低限で済んだ。とは言っても、ゼロにはできなかった。ここは事前調査が少し足りていなかったところで、悔しい部分である。注文住宅を購入される方はぜひ参考にしてほしい。詳しくは提携ローンの項で。
提携ローン
いわゆるハウスメーカーは、大手銀行や一部のネット銀行と提携をしていることが多い。住友林業や一条工務店もそうである。提携ローンと非提携ローンの違いは
- つなぎ融資が最低限になる
- ハウスメーカー経由での外構業者への支払いもローンに含められる
- その他、建物に付属する家電(照明など)やその他費用も一部ローンに含められる(条件による)
というところがメイン。なお、世の中ではつなぎ融資の項目であったデッドロック状態を「銀行と建築請負会社がいい感じに調整して」解消し、登記前にローン実行してくれる、という説明が散見されたが、実感としてはどうもそうではないように感じる。我々の場合、分割実行として
- ローン1回目実行: (土地購入時)土地+諸費用分の実行
- ローン2回目実行:(建物着工時)建築請負会社(一条工務店)との契約金の全額実行
- ローン3回目実行:(完成・登記完了時)外構費用・火災保険等の一条工務店経由の契約金の全額実行
という流れになっている。ここで重要なのは、着工時に建築請負会社との契約分は全額実行してくれるので、上棟や完成時のつなぎ融資は不要である一方、ローン2回目の実行は建物着工中である必要があり、建物着工前に必要な建築総額の1/3はこのローンでは間に合わない。そのため、建物着工前につなぎ融資で着工金を支払い、その後着工したら契約金を全額ローン実行してもらうことで、着工金ぶんのつなぎ融資を返済することになる。つなぎ融資の存在をゼロにすることはできないが、上述のモデルケース(3000万円、2%)で想定するなら
- 着工前〜着工(ローン実行)まで: 1000万円
- 1000万円 * 0.02/年 * 1/12年 = 1万円
程度の負担となる。比較するとだいぶ楽なことがわかるだろう。ちなみに、住友林業の場合、想定だが最終1回のみ(着工/上棟金が不要)なので、最初のつなぎ融資すら不要になる。
なお、ローン1回目、2回目については、土地および諸費用や、請負会社との契約金総額を上限として借入金額を減らし、3回目に振り分けることもできる。ただ、つなぎ融資が必要になったり、それぞれのローン実行から効力を発揮する団体信用生命保険の恩恵が小さくなるので、万が一の事態を考えると3回目への振り分けはしないだろう。
支払いの詳細
支払い開始時期については、我々の場合は2パターン選択できた。
- 元本据え置きでローン3回目実行までは利息を支払う
- ローン実行後、元本含めて返済を始める
以下のケースで説明しよう。なお大雑把に雰囲気だけ掴んでもらうためのもので、計算などはかなり雑なことに注意。
- ローン1回目: 1月、2000万円
- ローン2回目: 4月、3000万円
- ローン3回目: 12月、500万円
- 利率1%(年間)
パターン1の、元本据え置きの場合。なお、ローン返済(利息含む)は実行月の翌月であることに注意。
- 2月から4月まで: 2000万円の1%を12分割した、1.7万円を毎月支払う
- 5月から12月まで: 2000万円+3000万円の1%を12分割した、4.2万円を毎月支払う
- 翌年1月以降: 全額実行されたので、元本と利息の支払いが始まる(返済年数は1年減るため、毎月の支払額は増える!)
パターン2の場合。なお、35年返済とする
- 2月から4月まで: 利息に加えて、2000万円を12*35ヶ月で返すため、2000/(12*35) =4.8万円、合わせて6.5万円程度を払う
- 5月から12月まで: 利息と上記の金額に加えて、3000万円を(12*35-3)ヶ月で返すため、合わせて6.5+7.2=13.7万円程度を払う
- 翌年1月以降: 利息と上記の金額に加えて、500万円を(12*35-12)ヶ月で返すため、13.7+1.2=14.9万円程度を払う
総支払額は当然パターン2の方が小さいが、ぶっちゃけ誤差みたいなところもある。キャッシュフローも重視して考えたい。我々はパターン2を選んだ。金利、少しの間でいいからあがらないでくれ。
銀行担当者について
家づくりプロジェクトの中でぶっちぎりのゴミが銀行担当者であった。具体的なカスエピソードとして
- 1ヶ月以上前に説明可能なものを、1日前に全部読んでくださいと言ってくる
- 小出しで作業依頼をしてくる。別に順序の依存関係や実施日の制約もないのに。
- Web申込ローンなのにめっちゃ電話してくる。文面に残せ文面に。
- 説明が要領を得ない。特に上記の支払いの詳細については、私も妻も同じ質問をして、どちらも撃沈した。モデルケースで例え話をして、ようやく上記の説明を引き出せた。
- メールで証跡を残した契約内容(支払い時期など)が、契約書では違う内容になっている(当然差し戻した)
1回目のローン実行時の手際の悪さにブチギレた私は、2回目以降は徹底的にマイクロマネジメントを行い、電話で都度進捗を報告させるようにした(ひどい時は週4回くらい電話した)。なんだかんだその辺の社畜適性はあるのか、それ以降は案内が非常にスムーズになった。なおこの人、銀行子会社(ローン担当所)の副所長である。タイミーとかの人ではないのか?と疑いたくもなる。
余談として
- 銀行本体から使えない人材がローン担当の部署に出向・転籍になることが多いらしい
- ローンは通常1回限りでフィードバックループが回らないため、特に住宅ローンはダメ担当者が多くなりがちらしい
余談
なお、住宅ローンは借り換えなどで新規顧客開拓をすることができるため、いつぞやの時代の携帯電話のMNP合戦と同様、同じところで借り続けるより借り換えていく方が条件が良くなったりするらしい。だがこれも過去の話で、2025年以降の金利上昇局面ではネット銀行等の金利もメガバンクと大差がなくなってきており、なんなら逆ざやで厳しいなんて話もある。なので、ここら辺は専門的な知識を持つ人のSNS発信などに注目した方が良さそう。
また、ネット銀行は融資手数料のほか、事務手数料が高いという話もある。ここら辺も利用される方はしっかり調査するべし。
さて、ようやくキャッシュフローの話になる。我々はいわゆるフルローンで、火災保険だけでなく引越し費用、カーテン代などもローンに組み込める(組み込むかどうかの決定はこれから)だが、それなりに現金が必要だった。
まず、キャッシュアウトは
- 建築請負契約(ハウスメーカーとの契約)時の100万円
- 土地手付金(売買契約時に手付けとして渡すお金)の土地代金の5%
- 土地仲介手数料(の半分)
- ローン2回目、3回目の融資手数料
がある。これだけだと何が何だかよくわからないと思うので、細かい流れの説明をした後にモデルケースで紹介したい。図を作る方が楽そうではあるが、面倒なのでテキストで書く。図が欲しい人は以下の説明を適宜抜き出してChatGPTにでも作図指示して欲しい。
土地付き注文住宅を建てる場合、以下の流れになる。なお、提携ローンで上記のシナリオ(ローン実行2回目で建築請負会社との契約金全額を実行)とする。
- 買う土地を決定する
- 土地の売主に買う意思を伝える
- 建築請負会社と建築請負契約を締結する(ローン実行のためには土地の売買契約の前に行う必要がある)
- 仲介業者で、土地の売買契約を行う(この際に、契約手付金を支払う)
- 売買契約時に、仲介業者に仲介手数料の半分を支払う(これは仲介業者によって異なる)
- 売買契約に設定された引渡日に、住宅ローンが実行される。住宅ローンの実行金額は、土地代金、仲介手数料、登記費用などが含まれる。そのため、このタイミングで契約手付金と仲介手数料の半分が返ってくる
- 土地の金額のうち、契約手付金を差し引いた全額を売主に払う。
- 引渡時に、仲介業者に仲介手数料の残りの半分を払う(手元現金ではなく、実行された住宅ローンから払える)
- 登記費用を支払う
- 建物着工時に、建築請負会社の口座へ契約金全額(2回目のローン実行)が、融資手数料込みで支払われる。この際、融資手数料が差し引かれないで実行されるため、手元現金から融資手数料を支払う必要がある。これは、施主の口座を経由せずに直接建築請負会社の口座に支払われるためである。
- 建物の登記が完了後、3回目のローンが実行される。このタイミングで、上記と同様に融資手数料が引き落とされる。なお、これも建築請負会社の口座へ支払われる。
- 全ての支払いが完了した後、建築請負会社が受け取っていた融資手数料分の合計が、施主へ返金される。また、前払いしていた契約金100万円は建築総額に充当される一方、建築総額が2回目のローン実行で入金されるので、建築請負会社側は100万円分余剰になる。この分も返金される。
初見でこれを完全に理解できる人は少ないと思う。以下の条件で見直してみよう。括弧内は手元現金の変動を表す。
- 土地代金: 1000万円
- 建物代金: 2000万円
- その他費用: 500万円
- 土地の仲介手数料: 土地金額の5%: 50万円
- 土地の手付金: 土地金額の5%: 50万円
- 建築請負会社との契約金: 100万円
- 融資手数料: 実行金額の2%: (20万円+40万円+10万円)
- 登記費用: 10万円
では、見直していこう。
- 買う土地を決定する(0)
- 土地の売主に買う意思を伝える(0)
- 建築請負会社と建築請負契約を締結する(-100)
- 仲介業者で、土地の売買契約を行う(この際に、契約手付金を支払う)(-150)
- 売買契約時に、仲介業者に仲介手数料の半分を支払う(-175)
- 売買契約に設定された引渡日に、住宅ローンが実行される。住宅ローンの実行金額は、土地代金、仲介手数料、登記費用などが含まれる。そのため、このタイミングで契約手付金と仲介手数料の半分が返ってくる(+1000+50+50+10-175 = +935)
- 土地の金額のうち、契約手付金を差し引いた全額を売主に払う。(-65)
- 引渡時に、仲介業者に仲介手数料の残りの半分を払う(手元現金ではなく、実行された住宅ローンから払える)(-65-25 = -90)
- 登記費用を支払う(-90-10=-100)
- 建物着工時に、建築請負会社の口座へ契約金全額(2回目のローン実行)が、融資手数料込みで支払われる。この際、融資手数料が差し引かれないで実行されるため、手元現金から融資手数料を支払う必要がある。これは、施主の口座を経由せずに直接建築請負会社の口座に支払われるためである。(-140)
- 建物の登記が完了後、3回目のローンが実行される。このタイミングで、上記と同様に融資手数料が引き落とされる。なお、これも建築請負会社の口座へ支払われる。(-140-10 = -150)
- 全ての支払いが完了した後、建築請負会社が受け取っていた融資手数料分の合計が、施主へ返金される。また、前払いしていた契約金100万円は建築総額に充当される一方、建築総額が2回目のローン実行で入金されるので、建築請負会社側は100万円分余剰になる。この分も返金される。(0)
正直これわかる人少ないんじゃないか。まあ物好きな人、これから家を建てる予定の人は頑張って読み解いてほしい。なお、建築請負契約を結ぶ際は、どのハウスメーカーでも大抵は100万円くらい必要になる。
上記から分かる通り、土地の手付金額にもよるが200万円程度は最低でも手元にないとキャッシュフローは厳しい。我々もかなり厳しい時期があった(育休後だったため、育児休業給付金の給付タイミングと微妙に噛み合わない時期があった)。
間取りや外構の検討
構造・間取り
間取りに関してはとっつきやすい内容で、尚且つインターネット上でも書籍でも、様々な事例や意見などがある。また間取りと内装も深く関連するため、具体的な間取り上の工夫については省略する。我が家の詳細を聞きたい人はご飯食べに行くときにでも聞いてください。
原則レベルの話をすると、私が構造・間取り設定において考えたポイントとしては以下のようなものになる。
- 屋根のメンテナンス性を上げるため、陸屋根は採用しない。日射遮蔽も考えて、軒を深くする
- 外に出る習慣がそれほどないので、ウッドデッキやベランダなどは設けない(外構コストやメンテコストも低減!)
- 窓のラインを揃える
- 窓の数を絞る(採光条件や換気条件を満たした上で)
- 適材適所な収納を設ける(収納を遍在(not偏在)させる。ゴミ箱と化す物置みたいな奥行きの深い収納を設けない)
- 家のサイズを制限する(小さい家にする)
- 壁面収納をメインとし、通路を減らす
- 視界を遮るものを減らす
- 一般的な間取りにする(土地の条件が良いので、2階リビングや2階水まわりなどにする必然性がない。子供部屋は子供の人数も読めないので後で分けるスタイル)
- 建物の断熱・気密・換気性能が高いため、これを前提とした空調・気流計画を建てる。このため、温度ムラを引き起こす原因となるドアを減らし、必要なドアだけ残す
- コンセントなどの電気設備は将来性を考慮して数を多くする
結果、多分めっちゃフツーの家になったと思う。一方で細かい部分(棚やキッチン高さ、物を置く場所の配置など)を我々が暮らしやすいようにチューニングしてあったり、メンテしやすい・コストがかかりにくいようにしてある上、装飾や部材へのこだわりなども反映させている(後述)ので、中長期的に満足がいく家になるんじゃないかと期待している。また、サイズをかなり小さくしたので色々豪華にした割にコストがかからなかった。1坪減らすたびに100万円弱コストが減るので、みみっちく小さいオプションやらなんやらを減らすのではなく、サイズを小さくするのがコスト削減に一番効く。
性能面では、一条工務店の高性能な窓や壁、断熱性能アップキャンペーンでついた超高断熱玄関ドアDANNJUなどの恩恵と、窓をうまく絞ったことで、断熱性能では設計UA値0.18となった。これは帯広などの地域でも最高水準に入る断熱性能なので、何も文句がない。強いていうなら冬に日射取得を頑張りすぎると暖房なしで部屋が暑くなる可能性があることくらいか。まことに贅沢な懸念である。
間取りに関して、部屋を区切らない、究極的にはワンルームな家も憧れる部分はあるが、一方で一般的な間取りというのは多くの人に支持されるからこそ一般的なのであり、一般的でないものは一部には支持されるが一部には不評を買うからこそ憧れを生むものだと思っている。色々と考えた結果、やっぱり一般的な間取りは良いものだという考えになった。というのも、一般的な間取りには空間の汎用性がある。例えばピアノルームなど、専用設計した空間は、その意図以外での利用が非常にしづらくなる。もちろんガレージなど多用途に使える場合もあるが、基本的に建築物は簡単・低コストな変更が効かない。なので、住む人間が建物に合わせてライフスタイルを変えたり、外の施設などをうまく利用する方が何かと使いやすい。
一方で、荷物量に応じた収納計画や、身長などに起因する使い勝手、室温や空間の感じ方の差は人それぞれであり、一般的な間取りであってもそこが自分の理想からかけ離れていると、小さなストレスが溜まっていく。そこを細やかにアレンジメントできるのは、注文住宅の良さだろう。一般的な間取りに見えても、適切に微調整が加えられた家はコストに見合うだけの理由があると思っている(これは住んでみてから検証したい)。
また小ネタとして、「これがおければ大丈夫」リストを作っておくと、間取り図に具体的な生活イメージを取り入れることができるのでおすすめしたい。リストの中身の一部はこんな感じ: ゴミとして捨てる予定の段ボール、薬箱、はさみ、Wi-Fiルーター、スマホ等の充電器、掃除機を立てるポール、お掃除ロボット、加湿器、子供の服、などなど。
ちなみに、一条工務店だと第1種換気システムを採用しているが、建築するための確認申請時には窓開けによる換気を前提として申請しているらしく、機械による換気システムの導入があるからといって窓を減らすのはできないらしい。これは知らなかった。
ついでに知らなかった情報としては、一条工務店の窓表記の(K)は、キッチン及びその直上にある、マスの区切りを無視して設置できる窓のタイプ表記である、ということくらいか。あまりにも細かい知識なのでどうでもいいね。
外構
外構では以下を重視した。
- 外観を左右する部材(タイル、フェンスなど)はお金をかける
- メンテナンス性を重視する(天然芝不採用、タイル採用など)
- 統一感を出す(カラーリング、素材、形状など)
- ケチらない
住宅の知識を多少なりとも増やしていくと、世の中の住宅を見る目が変わってくる。この家はサイディングだな、とか、植栽が手入れされているな、とか、アプローチの乱形石が綺麗だな、とか。また、建物はしっかりしてるけど、周りはとりあえず砂利を撒きました、みたいな家も見つかったりする。
家づくりに関するインターネット上の情報でも言われていることだが、外構は割と家を代表するものになる。なので、外構の予算は土地選定時(=ローン借入金額設定時)からちゃんと想定して、見た目の印象が良い素材のものやメンテナンス性の良いものを取り入れつつ、必要な設備(階段や駐車場、庇など)を設けられるようにした。これはかなりやって良かったと思う。
また、外構は早くから情報収集や建物との連携を検討する必要がある。何を建物で担い、何を外構で行うか。例えば建物を総タイル張りにするとお金がかかるが、建物を吹きつけ/サイディングにして、外構のコンクリートブロックをタイル張りにすれば、見た目の印象はタイルの良さを享受しつつ、コストを抑えることができる。(つまり、外構検討は建物検討と同じかそれより前からスタートした方が良い)
代替手段の大切さ
残念ながら自分たちの予算や建築請負会社の構法・仕入れ等の制約、法的制約など、さまざまな理由で完全なる理想の家は作ることができない。家づくりは土地から外構までどこをどのように妥協するか、どこに本質を残すかがキーとなる。そこで、単に予算上諦める・建築請負先にダメと言われたから諦める、などで動かないのではなく、何が重要なのか、それはどんな手段なら実現できるかを積極的に創意工夫していくと、総合的に満足度の高い家づくりができると思う。例えば
- 広い庭つきの土地ではなく、公園が近くにある土地を選ぶ
- 大きなソファを置くのではなく、階段や小上がり、スツールなどの段差を利用して居場所を作る
- キッチンスペース(大きな天板、広い通路)を趣味スペースとして使う(空間を兼ねる)
- インナーガレージを作るのではなく、車用の大きいゲートを設置する
- リビングスペースを減らし、ウッドデッキなどを接続して外構込みで広い空間にする(視線の抜け確保 + 全体コスト低減)
- 試着室のような大きな鏡ではなく、縦長の細長い鏡(幅20cm高さ200cm)を設置し、コーディネート全体を見られるようにする
下手すると、趣味用に家で専用の部屋を作るよりも、テキトーなワンルームの部屋を借りた方が安上がりかもしれない。絶対に必要だと思ってた収納が、実はものを整理したら小さくできるかもしれない。要は、何が絶対に手放したくないもので、何がそうでないかを十分に整理する作業が重要になる。これは間取りや外構、内装を考える上でとても重要な考え方になると思う。
私は以下の部分は工夫で乗り切ったと思う。忘れているだけで多分他にもたくさんある。
- 巾木は、引き渡し後にマスキングテープ等を貼って見栄えを変える
- 夏季に効力を発揮する窓のアウターシェードは、2階は軒による日射遮蔽、1階はよしずでの日射遮蔽で代替する
- 床の間は、2階通路突き当たりの壁で代替する
内装テーマ決め・照明・家具探し
内装
家の中の雰囲気を決定づける要素たち。内装のテーマは悩みに悩んだところがあり、夫婦間でも意見の相違が最も大きくなりがちなところである。我々もそうだった。和モダン、インダストリアル、ヴィンテージ、ホテルライク、北欧風、などなど様々な内装テーマがあるが、ひとまずそういった言葉での大まかな定義は、「これにする」ではなく「これにしない」を決める程度にしか役立たない。なので、取り入れたくない要素を可視化・言語化していくと、おおよその方向性は決まってくる。その上で、高品質な家具メーカーの家具やその設置例を見て、こんな内装が良い、というのを決めていくと良いだろう。もちろん、典型的な内装テーマで「これだ!」というものがあれば、それにすると良い。内装テーマが決まってくると、以下のものも決まってくる。
- 床、壁、天井の色や素材
- ドアやカーテンなどの色、素材
- ソファやダイニングセットなどの色、素材
- キッチンなど大型設備の色
- 手すりなどの素材
- 壁の照明スイッチ、コントローラーなどの色、素材感
ここまで読んでわかる通り、内装テーマの決定は間取り検討(請負会社との打ち合わせ)前にある程度方向性を決めておかないといけない(床やキッチンのオプションがあるか、また全体コストにも影響してくる)。外構の話も合わせると、
外構→内装テーマ(外構テーマにも反映)→建物形状→建物間取り
という順番になってくる(多少前後はあるが)。しかし一般には、間取り→内装→外構という順で打ち合わせが進むため、施主は先んじて情報収集や検討を行う必要がある。辛いものである。
照明
内装を引き立て、空間の居心地の良さを決定づけるのが照明計画である。外構と並んでこれまた軽視されがちなジャンルのものだが、間取り以上に重要な項目だったりする。
多灯分散照明だとか光の重心だとかなんだとか色々あるが、考え方として機能的なのはタスクライト・アンビエントライトというものかと思う。要は、部屋全体が等しく明るくある必要はなく、キッチンの手元など、タスクを行う場所はしっかり明るくある必要があり、そうでないところは周りがちゃんと見えればそこまで明るさは必要ない、というものである。
その他、素材感を強調する照射設定だったり照明器具の外観なども重要だが、ぶっちゃけこの辺はテキストで書くよりもYAMAGIWAなどの照明メーカーのショールームに行ったり、DAIKOの照明Pro's wayや各種書籍などを見た方が参考になるはずなので、詳細はそちらに譲りたい。ここまで読んでいる人はかなりの物好きだろう。きっと自分の目で色々見て探してくれるはず。
あ、あと外構の照明も結構大事です。マジ。
ちなみに、私はコーブ照明での全体照明やライン照明はあまり好きではない。ぶっちゃけ普通のシーリングライトと大して変わらなくない?という気持ちである。
家具
壁紙や床がどんなにチープでも、家具の品質が高く空間にマッチしていれば、それだけで家のクオリティは高く見える。かの大変お世話になった住友林業の設計士も、「家で一番大事なのは家具ですね」という発言をしていた。内装より家具を重視する姿勢は共感を覚えたものの、設計士としてそれでいいのかというツッコミは内心あった。
さて、高級家具といってもよくわからんという人が大半かと思うので、家具メーカーの探し方を共有する。まず、積水ハウスやヘーベルハウス、住友林業といった大手ハウスメーカーは、「インテリアフェア」というイベントを定期的に開催している。高品質な家具を提供するメーカーの展示会的なもので、ググればイベントチラシなどが出てくる。そこに掲載されている家具メーカーを片っ端から検索し、自分たちのイメージに合うか合わないかなどを検討していくと良いだろう。
また、インテリアショップを徘徊するのも良い。定番たるアクタスや、都内各所のショールームなどもおすすめである。あと、住宅展示場で使われている家具や住宅設備メーカーのショールームにも良さげな家具が置いてあったりするので、それらの情報を聞いておいたりするのも手である。
なお、高級な家具は10万円が1単位である。昨今は値上がりも激しい。家づくりは現金が大量に必要である。厳しい。大まかにダイニングチェアは10~20万円、テーブルは50万円、ソファは30~80万円くらいを想定しておくと良いだろう。金銭感覚が完全にバグる。
ちなみに我々は今まさに家具の購入フェーズである。選定はある程度してあるので、あとは似た選択肢の中から意思決定をするだけなのだが・・・これがなかなか難しい。今はカンディハウスと飛騨産業の一騎討ち状態まで来ている。
注文住宅という最高の贅沢
私がマンション志向の人とは異なる価値観であることを前提とした上で、注文住宅はとても良いぞ、という話をしたい。といっても内容はシンプルで、今まで書いてきたような内容が体験できたり、家づくりに関する様々な知識が習得できたり、土地の契約・請負契約・今日行ったような地鎮祭など、様々なイベントに主体として関われたのは、注文住宅ならではの経験だな、と思う。注文住宅を作っていなかったら、妻ともこんなにはそれぞれの家の話をできなかっただろう。ショールームを巡った経験とか、仕事や育児の合間を縫っての打ち合わせの大変さとか、どれも貴重なものだった(喉元過ぎれば、みたいなものもあろうが)。
建築前から引き渡しまでの過程を楽しむだけでも十分にお金をかけた価値があると思うが、そのかけがえのない過程を注ぎ込んだ家に住むことができる。その家で妻や子どもと一緒に生活をしていくことができる。これ以上に贅沢なこともなかなかないんじゃないだろうか。
追記
2026.1.19. ちょっと加筆した。ついでなのでいくつかつらつらと書いておく。
- 円安やインフレが懸念、というより足元で進行している2026年1月現在、今から振り返るとこのタイミングで円資産を実物資産にできたのはとても良かったのではないかと思う。お金はいくらあっても足りないが、預金残高・保有資産総額の数字ではなく、物理的・体験的なものに変換すること、これもまた投資なのかなと思う。結婚式とか。
- 外構業者との打ち合わせがこの前あったのだが、「もう予算は当初の1.5倍じゃきかない相場になってますね」というお話をいただいた。我々は滑り込みセーフ?と思いたい
2026.2.1. 少しだけ思うところを別の記事で追記した。
以下のサイトは何らかの参考になるかもしれない。なお、これの10倍以上のサイトや、書籍・ショールーム、実地見学などで知識を補強しているので、家づくりされる人はぜひいろんなところに足を運んで・目を通してほしい。
https://note.com/tousikun/m/medbb2579d7a7
https://ki-kobo.jp/blog/4679/
https://note.com/rj_nishiyama/n/nf1d3c7d5afbf
https://www.aoiichijou.com/entry/2024/11/06/%E3%80%90%E4%B8%80%E6%9D%A1%E5%B7%A5%E5%8B%99%E5%BA%97%E3%80%91%E5%85%A5%E5%B1%85%E5%BE%8C%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB%EF%BC%817%E5%B9%B4%E7%9B%AE%E3%81%AB%E3%81%A6%E5%A4%9A%E7%99%BA
http://mta.co.jp/archives/colum/%E8%A5%BF%E6%97%A5%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%9A%91%E3%81%84
https://fujimonmon.com/a-house-without-a-floor/
https://fujimonmon.com/how-to-think-corridor/
https://fujimonmon.com/indirect-lighting/
https://fujimonmon.com/how-to-think-position/
https://fujimonmon.com/a-room-in-a-neighbors-house/
https://fujimonmon.com/ideal-floor-plan/
https://fujimonmon.com/floor-plan/
https://furukawa-arch.com/2023/04/06/14817/
https://www.m-athome.co.jp/movie/manzoku_up_item
https://yotubanoclover.muragon.com/entry/1405.html
https://www.forest.ac.jp/academy-archives/bioeco16/
https://www.m-athome.co.jp/movie/genkan_benri_point
https://www.m-athome.co.jp/movie/kataduku_ie_sanitary
https://www.forest.ac.jp/academy-archives/bioeco13/